地域資源と一言でいっても、その分野は多岐に渡っている。特産品のように目に見える形あるものであれば、それを核に経済活動に結び付けやすいかもしれない。一方で、おもてなしを含めた日本独特の文化やソーシャルキャピタル等における絆は無形である。地域資源として、どう役立てたらいいのか地域住民には気づかれにくいといえよう。この研究所では、有形無形を問わず地域住民が見落としがちな大切なシーズを発掘し、どのようなシステムやプロセスで導入していけば効果的なのか調査研究する。その成果が、広く社会に貢献し経済への波及も追及することを目的とし活動するものである。研究所に置かれるプロジェクトは、観光と教育であり、一見かけ離れた両分野であるが、地域システムの再構築が求められているという点では研究成果の相乗効果が期待できると考える。